医学部編入したアカギ

医学部編入に関する忘備録・偏見

弱者による模試の見方

 みなさんいかがお過ごしでしょうか。コロナウイルスくんが猛威を奮っているようでなんだか落ち着かない日々ですが、インドアな僕は普段と変わらずダラダラしています。今日も急遽血液検査が中止になったりと、しばらくは右往左往しそうです。編入試験も移動やホテル、日程変更などで今年受験の方は例年より骨が折れそうです。関東圏の大学などは受験自体も開催が危ういかもしれませんね。ツいてないといえばそれまでですが、こういう状況だからこそ確変が起こるかもしれません。現実を見てやれることしっかりやっていきましょう。

 

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1玉4000円パチンコ‥‥‥!

 

 質問箱コーナー続きます。模試の偏差値をネタでツイートした後の質問ですね。twitter編入界隈では模試偏差値の暴力に度肝を抜かれたりしましたが、偏差値に対しての認識について語られている様子はなかった気がします。まあ判断が困難なので当たり前なのですが。結論から言うと、受験層を考えるのと力を入れる科目、さらに分野を間違えないことです。

 

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新鮮なイキりが効いてますね、香ばしい

 

 模試受験後に送られてきた結果を見るなり、こりゃ2年試して諦めるしかないなあと腹をくくったものです。何かの記事に貼ったのですが、本当に模試の結果は散々でした。第一回ではなんと化学の偏差値が30台。その時は相当ショックでしたけど無理もありません、第一回模試なんか3ヶ月ほどしか勉強できていませんでしたから。それも普段から受験に関わっていたわけでもなく、ダラダラと過ごした後の勉強。言い訳みたいですけど、いい点取れるわけないのです。一般入試ではちゃんと勉強してるのが当たり前で模試を受けますが、状況がいろいろな編入試験の模試はなんとも言えません。受験層の実力、勉強期間、バックグラウンドなどはっきり言ってめちゃくちゃです。ピンからキリまで僕のような変則的な受験生がうじゃうじゃいると考えると、偏差値に注目するより間違えた問題がどの大学でも出題され得るような定番問題だったかどうか、の認識が大事だと思います。後からそう感じただけで、当時はヒヤヒヤでしたけどね。

 

 例えば僕が受けた模試の生命科学だと、免疫チェックポイント分子の問題から普通のシグナル伝達の問題までバラエティに富んでいましたが、生命科学を武器にするつもりでなければシグナル伝達の問題が解ければ十分ではないでしょうか。免疫がよく出題される島根の前とかはコッソリやってましたけどね。そうやって自分が受ける大学のレベルに合わせて解けなければヤバい問題を認識できるようになれればいいですね。そのためには過去問や問題集の蓄積が大切なので、時間かけて探っていきましょう。僕は予備校を利用してない分時間がかかったので、アルバイトの立場を取って時間を捻出しました。そうして大体の大学は過去問の傾向から対策が固まると思うのですが、受けた年によって出題科目やその範囲が安定しない例外の大学として福井があると思います。ここ数年統計が出題されていてもしかしたら物理や化学が復活するかも、という可能性にかけて受験することにしましたが、統計が出題されて大失敗しました。大フリでしたね、100点満点の失敗例。

  

 そして科目の選択です。英語、数学などの長年の蓄積が大事な分野で挽回するのは難しいですが、ある程度触れたことがあれば物理、化学などの理科は勉強さえすれば一気に伸びます。偏差値30台の化学が最後には得点源に化けました、ちなみに受験開始時点ではmolでさえも怪しいレベルでした笑。おいしい話ではありますが全ての人に当てはまることではなくて、高校で化学が得意だったからこそ分野を絞って勉強できたのです。強くする教科、さらに必要な分野だけ選んで勉強していくとなると、過去に学んだ経験がなければ色々手を出して時間もドロドロ溶けていくでしょうね。一般受験だとみんな同じような参考書を使っていて露骨に地頭ゲームなのでしょうが、編入試験だと勉強する科目や分野の選び方でリードできちゃったりして。聞こえが悪いですが、時間がない中受験されている方もいるので、弱者はしっかり分析してリードを取りましょう。そんなこともあり、英語や生命科学はほどほどにして物理化学で攻めました。逆に考えれば生命科学や英語が得意だと相当なアドバンテージになるでしょうね。自分のバックグラウンドに合わせて見極めていきましょう。優秀な方が短期合格されたと聞くことがありますが、受験前の蓄積でゴールは決まっていたんじゃないでしょうか。後は編入試験に合わせて調子整えるだけという感じでフィニッシュですね、エクセレント。

 

 模試の結果からすると僕のパターンはかっこよく言えばダークホース、実際はラッキー合格ですね笑。模試で良い偏差値が出ていたらこんなにあれこれ考えることも無かったでしょうから、必要な試練だったのでしょう。模試自体は前述のように問題によって難易度がマチマチなので適当に付き合えばいいと思うのですが、解答にもあるようにKALSの人が各大学の過去問や最新の話題から精選して出題しているはずなので、解けないような難しい問題でもそのまま暗記してもいいかもしれません。そして模試を受けると他にも発見がありまして、物理化学の受験者の少なさに1番驚くのではないでしょうか。朝から模試を受けて生命科学英語は14時ぐらいに終了するのですが、みなさんゾロゾロと教室から出ていかれます。そしてそれだけ受験者が減った物理化学でも、5月にあった最後の模試では50後半の偏差値が出ましたので、偏差値が当てにならないとはいえ勝機を見出したよい経験となりました。友達もできますし、模試受けましょう!バイバイ!